妊婦自身の健康状態も深刻化

妊娠悪阻は目が覚めたばかりの胃に何もない時に具合が悪くなるケースがあります。ベッドの横にチョコレートなど軽く食べられるものを準備して、起きる際に軽く食しておくとムカムカしなくなります。日中も腹減りが続くのに注意して軽食を合間に摂るようにするといいようです。そしてフライや刺身は食べられなくても冷んやりしたものや酸っぱい食物は意外に食欲が湧くようです。便秘では腹痛を感じたり、ムカついたり、ガスがいつも出て恥ずかしかったりします。取り分け、時期的につわりと便秘の両方に悩まされるとさらに食欲不振になります。もっと言うと、便秘からの痔ということも珍しくないですから、快調な排便習慣を取り戻しましょう。便秘を避けるには、便意が起きたらトイレに行くことです。出る出ないに関係なく一定時間にトイレに座るよう習慣化しておくといいようです。生理のある女性については、妊婦でなくとも、貧血が高い割合で存在します。妊娠中に限定すると、貧血との診断が下りる人の割合は30〜40%にもなります。妊婦についてはお腹の赤ちゃんが自分で血液をつくるのに母のカラダから鉄分を欲します。ですから、母親自身の鉄分は不足傾向になります。これによる症状が鉄欠乏性貧血です。妊娠して28〜31週付近でよくみられます。貧血ではママ側の心臓がしんどくなり、心臓がドキドキしたり、呼吸がきつくなったりします。眩暈・立ちくらみが起きることもあります。たちどころに疲れが出て、だるさも感じたり、青白い顔色になります。例え、貧血になったとしても、すぐすぐ赤ちゃんの成長に支障はありません。ですが、貧血のまま長期間過ごしていくと、お腹の赤ちゃんの発育も妨げられる恐れがあります。さらに妊婦自身の健康状態も深刻化します。葉酸は胎児が胎内で細胞が分かれていく過程で必要な成分です。もし不足するとしっかり成長できずに、先天性による障害や状況によって命を失うことも考えられますから、しっかりと葉酸を含むものを摂取しておく必要があるのです。葉酸を体内に吸収するためには、食べ物やサプリなどの活用が考えられます。わりと手軽に摂取が可能で続けるのが容易という面ではサプリに軍配が上がります。血液サラサラでお馴染みのDHA・EPAは妊娠以前も妊娠がわかってからも多めに摂取しておく必要のある栄養素です。DHAを妊娠する以前からよく摂取していた人は、ほとんど摂取がなかった人に比べて、早産になる割合が圧倒的に少ないようなのです。さらにはDHAは母親が経口摂取した後におなかの赤ちゃんにも移行していきますが、赤ちゃんの大脳や神経系の形成を助ける上で欠くことのできない成分のひとつです。胎児の骨格の形成、筋肉・神経の調整に必要となるのは、ミネラルの中でも特にカルシウムです。身ごもったことを知覚したら普段よりもずっと多くのカルシウムを摂取しましょう。妊娠中にはこれまでの2倍近くのカルシウムが求められるようです。でも、つわりで食べるむむ気が起きない状態なのに無理強いすることはよくありません。葉酸については生命活動を保つ点で決して外してはならないものですが、中でも急速に成長する胎児にとって葉酸が不足することで奇形などにつながる場合があります。何らかの不調が現れないようにママたちは葉酸を十分に摂るように励まされますが、中でも葉酸をたくさん使うのは妊娠初期の4週から20週の間ですから、ベストのタイミングは赤ちゃんをつくろうと考えた時から葉酸を習慣的に摂るようにすることです。